虫は苦手だけど好きになってみようかと考え直した話

表紙を見て一目惚れしジャケ買いした新書があります。

 

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

 

この方はサバクトビバッタというアフリカに生息しているバッタを現地で研究している昆虫学者さんらしい。

「バッタが大発生し、ありとあらゆる食物を食い荒らしていく」という自然災害があることは知っていた。

この本を読んで、バッタが大発生するメカニズムは詳しく解明されていないため、発見次第、殺虫剤で殺すという対処療法でしか対応できないということ、バッタは群れると攻撃的になるらしいということを恥ずかしながら初めて知りました。

ニュースでは知ることのできない現地での生活や大自然のなかであるがゆえ起きるトラブルは「そんなことあるんかい!」と失礼ながら大爆笑してしまった。

困難にぶち当たる度、あの手この手で工夫しながら壁を越えていく筆者の姿や筆者の背中を押し、助けて研究を進めていく仲間達の姿はそんじょそこらの冒険小説より面白い。「私が編集者なら、少年ジャンプかビックコミックスピリッツで漫画化するな」と思う。

こう書くと「スティーブジョブスの自伝みたいな、自慢話ばっかりかいてあるんだろう」と誤解される方もいるかもしれないですが、そこはご心配なく。筆者には失礼ですが、「ドリフかよ!」と笑ってしまう失敗談のほうが多いような気がします。

大笑いして、ホロリと泣いて読み終わったあと、アフリカやバッタが少しだけ身近に感じられるようになりました。

こんなに面白く感動させる筆者が愛してやまないバッタのことをもっと知りたくなって、筆者が書いた「孤独なバッタが群れるとき」という本を開きましたが

 

孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)

孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)

 

 昆虫嫌いを克服しはじめる気になった虫初心者にはちょっとハードル高かったです(写真的な意味で)。

 

追伸 ※ちょっとネタばれ※

私の中のお気に入りエピソードは、子供にバッタを捕まえさせた話(1回目)と音速の貴公子の離婚+再婚話です。