京都国立博物館「伊藤若冲」展に行ってまいりました

タイトル通り、伊藤若冲展へ行ってまいりました。

 

特集陳列 生誕300年 伊藤若冲 | 京都国立博物館 | Kyoto National Museum

 

この展示は水墨画っぽいモノクロな作品が多かったです。若冲は商人で金持ちで、高い絵の具使ってカラフルな絵ばかり描いてる絵の色付けが上手い人なんだろうな。と勝手に思っていました。

なので最初は「モノクロかよー!この展覧会つまんないなもなー」と勝手に思ってましたがモノクロ若冲は色つき若冲よりもめっちゃ刺激的で楽しかったです。

そんなオペきちが見て楽しかった作品の感想を勝手に書いちゃうぞ。

 

蟹図

第一印象は「どう見てもタガメにしか見えません」でした。筆をとった時、相当イラついていたんでしょうか?それともなにか別の作品の色塗りに疲れた若冲が、息抜きに勢いのまま描いたとしか思えない出来の蟹が目の前にありました。

 

果蔬涅槃図 

 涅槃図を野菜で描いた絵。ユルい雰囲気の絵でした。待受にして眺めているだけで癒されます。PCの壁紙にしたいです。仏教徒で坊さんと間違われるくらい篤い信仰心を持っていたらしい若冲が、お母さんを亡くし、供養のつもりで描いたそうです。

「おかあちゃん、野菜好きだったから描くより好きなもんに置き換えて涅槃図を書いたほうが供養になるかも」「普通に描いたらしんみりするから、ぱーっとお母ちゃん送り出すためにも少し遊びを利かせた絵にしよう」と考えてせっせと描いたのかなぁ。と想像するとなんだか胸に迫るものがあります。

 

四季花鳥図押絵貼屏風

見所は「これから描きまくる!」と決意して絵を描き始めた若冲が描いた鶏。

「あの鶏の絵を描く人がこんな鶏を描いていたのか」と衝撃を受けるレベルの出来でした。いや、形とるのとかは素人目には上手いと思うけど色が、、(笑)

あそこまで鶏が上手くなったのは鶏描くのが好きだったから。じゃなくて「お前、野菜は別にしても鶏描くの下手だなぁ」と誰かにけなされて悔しい思いをしたから鶏描きまくって上手くなったんじゃないのか。とオペきちは思ってしまいました。

この屏風の絵を描いてから約1年半後?に描いたと思われる鶏の絵も同時に展示されてまして、見比べたら鶏の絵が段違いに上手くなってたあたりを見ても、けなされて練習しまくった説は案外正しいと思うの。

 

乗興舟

これはモノクロの版画。黒の色合いが艶っぽくて何時間でも見ていられる。江戸時代の夜にタイムスリップしたような気分になりました。

 

モノクロ若冲は色つき若冲よりよかったです。色鮮やかな若冲のイメージを強く持ってる人ほど見て楽しめる展覧会だと思います!